人々の行き来が元に戻った街を見渡すと、世界中で猛威を振るった新型コロナウイルスの感染が収束し始めたことを実感することができます。今季はインフルエンザなどの感染症が流行していますので、引き続き、お体の調子にはくれぐれも気を配りながらお過ごしください。

 

さて、つい先日、神奈川公立高等学校入試が終わりました。ここ数年、受験指導をして感じることは、自分事としてとらえられていない、周りが何とかしてくれると思っている子どもたちが増えたなということです。

 

振り返ると、今年の中学3年生は、小学6年生だった2020年にコロナが拡大し始めました。この時期には、社会全体が対策に追われ、学校生活にも多くの変化がもたらされました。それに伴う環境の変化は新たな障壁を生み、彼ら、彼女らの周りには「コロナだから仕方がない」という同情と諦めを含んだ言い訳がたくさん転がっていました。

 

しかし、残念ながら、入試の基準や形式は変わりません。その事情を言い訳にすることはもはやできません。

 

急にハシゴを外された子どもたちは、その現実を受け入れるのに時間と努力を要しました。 最後まで“受験生”になり切れない受験生も、残念ながらいました。

先の社会的環境から、子どもたちは自己責任や努力の重要性を見失いがちです。さらに受験というものが多くの中学3年生にとって初めての経験のため、子どもたちはなかなか自分事としてとらえることが難しいのです。

 

そんな彼らや彼女らに対して、私たちは毎年見ている『受験の輝かしい側面と厳しい側面』をこれからも真剣に伝えていきます。是非ご家庭でも、お父さん、お母さんの受験にまつわるエピソードを添えて、自己責任や努力の重要性についてお子さんにお伝えください。

 

ただ、親が自らの逸話を語りはじめると、子どもたちはたいてい「今はお母さんの時代とは違う!」と反発し始めます。確かに、私たちが受験した時と比べると変化したこともありますね。

 

ということで、今年も以下の日程で「入試報告会」を開催いたします。お父さん、お母さんも入試についての情報をアップデートしてください。最新の入試情報と今後の対策案を共有し、ご一緒に子どもたちが受験に向き合える環境を作っていきましょう!

 

<入試報告会概要>

 ■日時・会場

ひばりが丘校 3月16日(土)13:00~14:20
相武台校   3月23日(土)13:00~14:20
※ご都合のよい日時、会場をご選択ください。席に限りがございますので、ご希望の方はお早めにお申し込みください。

 ■対象

高校受験をお考えの全学年の保護者様、生徒ご本人
※小学生の親御様も大歓迎です。遠慮せずご参加ください。

 ■主な内容

・高校入試制度について
・2024年度入試問題の分析とその対策
・当校の授業システム、サービス、指導事例など

 ■お申込み方法

3月9日(土)までに電話、LINE、メールにてお申込みください。
※LINE、メールでのお申し込みの場合は、参加人数をご明記ください。

 ■その他

会場は換気のため一部窓を開放しております。暖かい服装にてお越しくださいますよう、お願い申し上げます。