こんにちは!

さくら個別指導塾の渡邉です。

新学年が始まり、早くも2ヶ月が経ちました。
お子様は新しい生活に少しずつ慣れてこられた頃でしょうか。

しかし、新生活に慣れてくるこの時期に、最初の壁が立ちはだかることがあります。

それは「勉強したくない!」「塾に行きたくない!」といった、いわゆる【勉強イヤイヤ期】です。

今回は、その理由と、保護者様ができるサポート方法についてご紹介いたします。

 

1.なぜ「勉強したくない!」となるのか

新学期や入塾直後は学習に前向きだったお子様も、2〜3ヶ月ほど経つと「勉強したくない」「塾に行きたくない」と言い始めることがあります。

そしてこの「したくない!」は、一度きりではなく、その後も定期的に訪れます。

私たち講師にとっては見慣れた姿ですが、保護者様にとっては、嫌がるお子様を送り出すのは本当にご負担の大きいことと思います。

子どもたちが「勉強したくない!」と言う理由は様々です。
「時間が長い」「ゲームがしたい」「部活動で疲れている」など、その時々の生活の中で、自然とそう感じる瞬間が出てきます。

ですが実は、この「したくない!」は、成長の証でもあるのです。

入塾体験の時や新学期の初めは「わからなくても楽しかった」のが、少しずつ「わからないと楽しくない」と感じるようになります。

これは、学びに対する関心が芽生え始めたことの証拠であり、大きな一歩です。

ただ、多くの子どもたちは「勉強がわからない」という本質的な悩みを、うまく言葉にできず、「やりたくない」「行きたくない」という形で表現してしまいます。

2.どうお子様に声をかければよいか

お子様が勉強しない様子を見ると、「なぜ?」「どうして?」と問いただしたくなるものですが、まずはその気持ちを受け止める姿勢が大切です。

もちろん、困っていることを聞き出して私たちと共有していただくことは非常に重要ですが、ネガティブな内容ばかりを掘り下げると、子どもたちにとって勉強がますます負担に感じられてしまう可能性もあります。

そこでおすすめなのが、ポジティブな視点からの問いかけです。

たとえば、
「塾でどんなことが分かるようになった?」
「何ができるようになった?」
「今日はどんな発見があった?」
といった質問です。

お子様自身が「できたこと」「成長したこと」に気づけるような言葉をかけていただくと、自然と学びへの前向きな気持ちが育まれます。

そして、そうした日々の変化を、ぜひ私たちにもお聞かせください。

保護者様と一緒に、二人三脚でお子様の成長を支えてまいりたいと考えております。

最後に

「勉強したくない!」という気持ちは、始めの数ヶ月だけでなく、学びを進めていく過程で何度も訪れるものです。
それは「わかりたいのにわからない」というギャップからくる自然な悩みであり、ごく普通の反応です。

しかしながら、子どもたちの成長は私たち大人が想像する以上に早く、そしてたくましいものです。

この壁はきっと乗り越えられます。

どうかお子様の力を信じ、あたたかく見守り、応援してあげてください。

子どもたちの健やかな成長を長く支えていくためにも、まずは保護者の皆様に、お子様の悩みとその背景をご理解いただければと思い、今回のご案内をさせていただきました。

何かご不安な点やご相談がございましたら、どうぞお気軽にお申し付けくださいませ。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。