神奈川県・高校入試情報

さくら個別指導塾が専門家の視点から詳細分析。

2017年度の神奈川県・高校入試内容を、さくら個別指導塾が独自の視点で詳しく分析。出題傾向の変化や出題の特徴、またそれに対する学習のポイントの解説などをまとめました。
 
2018年度の入試情報も併せて掲載。受験に向けての準備にも役立つ情報が満載です。少し専門的な内容ですが、受験生やその保護者の方々もぜひご覧ください。


【公立】神奈川県・高校入試のしくみ(2018年度入試)

共通選抜の概要

全日制(クリエイティブスクールを除く)

募集人員 募集定員の100%
志願 1校のみ。
※志願変更は1度だけできる
※農業・工業・商業・水産に関する学科に限り、同じ高校の同じ分野の中で、別の学科(コース)を第2希望として志願できる。
※専門コースのある普通科高校では、同じ高校内の他のコースを第2希望として志願できる。
検査方法 学力検査(5教科)・面接
※各校の特色に応じて、特色検査(実技検査・自己表現検査)を実施する場合あり。
※特色検査を実施する場合は、学力検査を3教科まで減じる場合あり。
※面接の際、面接シート(志願時に提出)を参考資料にする。
選抜資料 調査書の評定
学力検査
面接
特色検査(実施した場合)
選考方法 第1次選考(募集人員の90%)
数値S1による選考
 
第2次選考(募集人員の10%)
数値S2による選考(資料の一部が整わない受験者にも配慮し、調査書の評定は用いない)。

 

クリエイティブスクール

※クリエイティブスクール5校(田奈・釜利谷・大楠・大井・大和東)の共通選抜については、以下の点が、他の全日制と異なります。

・調査書の評定は選抜資料とせず、観点別学習状況を活用
・学力検査は行わず、面接及び特色検査を実施
・高校によっては、面接シートの代わりに課題レポートを提出
・観点別学習状況・面接、特色検査(実施した場合)を資料として総合的選考

 

フロンティアスクール

※フロンティアスクール2校(横浜明朋・相模向陽館)の共通事項については、以下の点が、ほかの定時制(夜間以外)と異なります。

・調査書の評定は使わず、必要に応じて観点別学習状況を活用
・高校によっては、面接シートの代わりに課題レポートを提出
・観点別学習状況・学力検査・面接、特色検査(実施した場合)を資料として総合的選考
・募集人員の一部で、観点別学習状況・学力検査を資料としない選考を行うことができる。
 

数値Sの算出方法

調査書の評定(内申点) A=(2年の9教科の評点合計)+(3年の9教科の評点合計)×2
※各教科の[(2年の評定)+(3年の評定)×2]の数値を、3教科以内各2倍以内で重点化する場合がある。
Aを100点満点に換算した数値をaとする。
学力検査 B=学力検査(実施した3〜5教科)の得点合計
※各教科の得点を、2教科以内各2倍以内で重点化する場合がある。
Bを100点満点に換算した数値をbとする。
面接特色検査 C(面接の結果)を100点満点に換算した数値をcとする。
D(特色検査の結果)を100点満点に換算した数値をdとする。
数値S 【第1次選考】
特色検査を実施しない場合
S1=a×f+b×g+c×h
 
特色検査を実施した場合
S1=a×f+b×g+c×h+d×i
 
【第2次選考】
特色検査を実施しない場合
S2=b×g+c×h
 
特色検査を実施した場合
S2=b×g+c×h+d×i
 
※f・g・hは2以上の整数とし、
第1次選考ではf+g+h=10、
第2次選考ではg+h=10となるよう設定
※iは5以下の整数

※重点化およびf・g・h・iは、事前に公表
 

調査書の評定

※県内には現在、二学期制の中学と三学期制の中学がありますが、調査書に記載される3年の観点別評価・評定は、公平を期すため、以下のように決められています。

・三学期制 第2学年までの評価・評定
・二学期制 三学期制と同時期(12月末現在)までの学習状況に基づく評価・評定
 

神奈川県高校入試スケジュール(2018年度入試)

受験勉強のイメージ

1/22(日)以降【私立】推薦入試日

 

1/29(月)・30(火)・31(水)【公立】募集期間

※別科は1月29日(月)〜2月7日(水)(土日は除く)
 

2/5(月)・6(火)・7(水)【公立】志願変更期間

※別科・連携募集はなし
 

2/10(金)以降【私立】一般入試日(2017年度)

 

2/14(水)【公立】学力検査

※クリエイティブスクールおよび通信制はなし
※追検査は2月20日(火)
 

2/14(水)・15(木)・16(金)【公立】面接・特色検査

※上記の日の中から各高校が検査日を指定
※一部の高校で2月19日(月)が検査日になる場合あり
※別科は2月15日(木)、16日(金)
 

2/20(火)【公立】追検査

※「追検査」とはインフルエンザなど、やむを得ない事情により共通選抜の学力検査を全く受験できなかった生徒の中で、希望する者を対象に実施するものです。
※会場は神奈川県立総合教育センター善行庁舎
※面接・特色検査の追検査は実施しません
 

2/27(火)【公立】合格発表

 

【公立】神奈川県・高校別選抜方法(2018年度入試)

※「平成30年度神奈川県公立高等学校入学者選抜 募集案内」(神奈川県教育委員会)より抜粋 ※全日制共通選抜(一般募集・連携募集)のみ
【公立】高校別選抜方法
 


 

【私立】神奈川県・高校入試のしくみ(2018年度入試)

共通選抜の概要(神奈川県内の場合)

入試のイメージ

推薦入試

<単願・専願>

・内申点の基準あり ・学力試験は原則なし 
・他の高校との併願受験は不可
 


入試のイメージ

一般入試(学力試験等あり)

<単願・専願>

・内申点の基準あり ・学力試験あり 
・他の高校との併願受験は不可
 

<併願>

・内申点の基準あり ・学力試験あり 
・他の高校との併願受験は公立共通選抜を受験可能
 (高校によっては他の国私立高校を一般受験できる制度あり)
 

<一般受験(オープン)>

・内申点の基準なし ・学力試験あり 
・他の高校との併願受験は公立・国私立とも可能
 


入試のイメージ

一般入試(書類選考)

<単願・専願>

・内申点の基準あり ・学力試験なし 
・他の高校との併願受験は不可
 

<併願>

・内申点の基準あり ・学力試験なし 
・他の高校との併願受験は公立共通選抜を受験可能
 (高校によっては他の国私立高校を一般受験できる制度あり)

※出典・神奈川全県模試 高校受験用ガイド
※詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。(外部リンク)
神奈川県公立高等学校入学者選抜について – 神奈川県ホームページ
 

神奈川県・高校入試レポート(2017年版)無料配布中

2017年の高校入試内容を、さくら個別指導塾が詳細分析

高校入試レポート表紙2017年の神奈川県公立高校入試問題の分析資料を公開中。
 
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英語のイメージ

2017 英語

・全体としてはやや易化。単語数、問題数の減少で、時間をかけて解けるテストに。各設問の難度自体は平年並み。
 
・マークシート導入により、英作文問題の問題数、配点が減り、長文の配点が増えた。また、語順整序の大問4も一連の会話文を読んで文脈に合う文を作る形式になった。四技能のうちReadingに比重が置かれている。

数学のイメージ

2017 数学

・マークシート方式となり傾向が変わった点が多かった。難易度は昨年より易化。昨年、一昨年と神奈川県では初めての出題パターンが1つは入っていたが、今年はなし。
 
・昨年までの問5にあたる問題は削除され、問2が問2個に分かれる形となった。問1、2、7が記述で、それ以外がマークシート。問2、3の最後の問題、関数、確率、空間図形は1問5点の配点に変更。全体の約60点分がマークシートで答える出題となった。

国語のイメージ

2017 国語

・全体として易化。マークシートが導入された結果、記述の比率が減り選択肢問題の配点が増えた。
 
・選択肢問題も、2択に絞るまでもなく正答できるものが多かった。全体的な文字数も減っている。

社会のイメージ

2017 社会

・問われている知識は基本的なものであり、問題の難度自体は平年並みだが、例年出題されていた作図の問題がなくなる、記述問題に文字数指定がなくなる等、出題傾向に変化が見られ、対応しきれない生徒がいたことが予想される。
 
・地理では分野横断型の設問がなくなったが、その分歴史で地理分野と融合した問題が目立った。

理科のイメージ

2017 理科

・記述問題が1問減ったが、問題数や配点、出題順序などに大きな変更はなし。過去3年分の中で出題されてこなかった音、酸化還元、月、微生物の実験などが出て、想定通りの出題単元となった。
 
・大幅な変更点は難易度設定であり、ここ数年のレベルと比べるとだいぶ易しくなった。大きさを比較する問題や浮力・水圧の問題など、これまで必ず出題されてきたパターンが消え、基本知識のみで解ける問題が増えた。実験結果や対照実験の考察もレベルが下がり、実験内容から導く記述問題も易しくなった。
 
・グラフを書く問題や、数学の図形的思考を必要とするものもなくなった。
このように、全体的に思考力を問われるものが減り、オーソドックスな全国入試でよく見る基本問題が増えた入試となった。入試制度が変わる前の水準に戻った印象。

▶ 2017 神奈川県公立高校入試 問題分析資料全文 PDF